さあ足元を見てご覧 何が見える?
君や私 其れ等を内包する全ての存在は
之の世界を単位に一意で同じリズムを課せられて居る
君は常に歩いている 終焉に向けて

さあ足元を見てご覧 何が見える?
踏み出した足が道を創るのが見えるだろうか
其の侭後ろを見てご覧?
今まで君が創ってきた道が見えるだろうか
 其れは完璧な形では見えていないだろうけれど
君の隣を見てご覧?
共に歩いている者が見えるだろうか
 其れを君が是非とするかは知らないけれど

では前を見てご覧 そこに何か見えるかい?

見えるのだとすれば君は少し特別な人だ
勿論 其の見えるものが夢か現かは解らないし
其れを如何するつもりもない
君は自由だ
何処に道を創るかは君にしか選べはしない
何を考えるも如何行動するも君次第だ
歩む道程は元から決められているとかいないとか
嗚呼 そんなことは堪らなくくだらない
真実は誰も知れないのだから
誰も只 何時か訪れる終焉まで歩くことしか出来ない

若し君が今直ぐの終焉を望むなら
綺麗で残酷な鋭い刃で其の足を貫いてあげよう

遊効期限に看板詩として出したもの……の全文版